ダイビングでは中性浮力が大事になります。たとえば海で浮かんでいる浮き輪や船はプラス浮力、海で沈んでいる岩や鉄はマイナス浮力、ダイバーはちょうど中間ぐらいの中性浮力で泳ぎます。
中性浮力が上手くできないと水底の珊瑚礁を傷つけてしまったり、水深が深いところまで落ちてしまったりします。
中性浮力はおおまかな調整はBCD(浮力調整具)のパワーボタンと排気ボタンで調整します。水中のなかでパワーボタンを押すときは、1秒~2秒ほど押して浮き沈みを確認しながら少しずつ入れていきます。浮かび上がってしまった時にはインフレーターホースをまっすぐと高くあげて排気ボタンを押します。
そしてコツはボタンの操作に頼りすぎないで肺のなかの空気も使いましょう。
肺の中にたくさん空気をためると2秒~3秒ほど時間差があり浮かんできます。又、肺の中の空気を空っぽにするとまた時間差があり、沈んでいきます。細かい微調整は肺の中の空気で調整しましょう。