写真撮影日 : 2023年08月17日
エモンズ(USS EMMONS)の船首は第二次世界大戦末期の1945年4月7日に自軍の米軍が機密漏洩を恐れて魚雷で攻撃したため、発見された当時から破損していました。長い年月を経て老朽化が進み、崩落寸前の状態だったため、ホームページやSNSでダイバーの方に注意喚起していました。
エモンズ(USS EMMONS)について
エモンズの発見は2000年の9月に沖縄古宇利島の北側の海底から時々浮いてくる油があることから、地元の漁師さんの通報により、第十一管区海上保安本部の調査がはじまり、海底に沈んでいる沈没船が発見されました。
エモンズ (USS EMMONS. DD-457/DMS-22) は、アメリカ海軍の駆逐艦。グリーブス級駆逐艦の1隻。艦名はジョージ・F・エモンズ海軍少将(1811年 – 1884年)に因む。
エモンズは第二次世界大戦末期の1945年4月6日、レーダーピケット任務に従事し、ロッドマン (USS Rodman, DMS-21) と共に航行中、大規模に展開された日本軍・神風特攻隊の攻撃に際して標的とされました。
エモンズ(USS EMMONS)ついて詳しくは、エモンズ(USS Emmons)ダイビング・沖縄最大の沈没船をお読み下さい。
先日の台風6号の影響により、エモンズ(USS EMMONS)の船首にワイヤーのみで残骸がぶら下っている状態から、さらに崩落がありました。ワイヤーが切れ、ぶら下っていた残骸は水底に落ちました。
写真撮影日 : 2023年08月17日
以下の写真と記事は過去のエモンズ(USS EMMONS)の注意喚起になります。
昨年(2022年)の12月にエモンズ(USS EMMONS)の船首箇所に崩壊がありました。エモンズ(USS EMMONS)の船首箇所はワイヤーで残骸がぶら下っている状態でとても危険です。エモンズ(USS EMMONS)に潜る際にはダイバーの方は気を付けて下さい。
写真撮影日 : 2022年12月27日
写真撮影日 : 2022年12月27日
写真撮影日 : 2022年1月19日
以下の写真はエモンズ(USS EMMONS)の船首を同じ構図で撮影しています。約8年で破損箇所はさらに大きくなりました。
写真撮影日 : 2014年6月17日
写真撮影日 : 2022年12月27日
数年前にも、エモンズ(USS EMMONS)の副砲を中心とした大規模な崩壊がありました。後世に第二次世界大戦の歴史を伝えるためにも、さらに老朽化が進む前にリクエストをお待ちしております。
エモンズは水深が深いだけではなく潮の流れがとても速いため、上級者のダイバーのみが潜ることができるダイビングスポットになります。現在も魚雷(雷管・信管)、火薬、爆薬、砲弾など爆発物が数えきれないほど残るため、レックダイビングの知識とトレーニングも必須になります。
新規の方はチェックダイブ後のご案内になります。ダイビング参加日は2日間以上でご参加ください。