「コウリ残波」は読谷村の観光名所「残波岬」のそばのダイビングポイントになります。ファンダイビングの残波岬ダイビング【地形派・大物・水中戦争遺跡 etc】でリクエストが可能です。
読谷村のダイビングポイントは沖縄本島中部の読谷村の港からダイビングボートに乗り、約10分~20分ほどで到着します。残波岬方面は地形的なポイントが多く、ドロップオフや水中洞窟、ナポレオンやロンニンアジ、マダラトビエイなどの大物や第二次世界大戦の戦争遺跡などを見ることができます。
読谷村の「残波岬灯台下」、「ツインロック」、「戦車・LVT(通称アリゲーター)」、「M1ガーランド」、「一文字」「イナン(伊奈武)」、「アリビラ沖」、「大口(ウフグチ)」、などのダイビングスポットとセットでご案内が可能です。
当スクールのメニューは全て少人数制のプライベートスタイルです。不安な方や経験の少ない方も安心してご参加下さい。1人旅や少人数のお客様がほとんどのプライベートスクールになります。お1人様からご参加をお待ちしています。
コウリ残波のポイント名の由来
ダイビングポイント名のコウリ残波は残波岬の南西約0.5キロメートルの場所に位置する岩礁の名前です。リーフと外洋の境目に位置して、この岩礁を境に水深50M~60Mの断崖になっています。
「残波」の由来はこのあたりはいつも波がざわついていたことから残波という地名がついたと言われています。
この島は昔は今の3倍以上の面積があり、小さくなった理由に「戦時中にアメリカ軍によって軍艦と間違われて誤爆されたという説」や「アメリカ軍の射撃練習の的になったという説」があります。コウリ残波の「コウリ」の由来は沖縄の方言の「こうりとん(壊れている)」からついたと言われています。
コウリ残波は「壊れている残波」もしくは「壊された残波」などの意味になります。
コウリ残波のダイビングスポットについて
コウリ残波は岩礁からドロップオフが広がり、浅瀬は珊瑚が群生しています。ドロップオフにはアマミスズメダイやハナゴイ、キンギョハナダイが群れ、ツノダシが数百匹の群れで泳いでいます。クレパス(岩の亀裂)も数多くあり、オーバーハングにはネムリブカ(ホワイトチップ)やナポレオンの住処になっています。
中層にはウメイロモドキの群れ、ロウニンアジ、イソマグロ、ツムブリなどの回遊魚が見られる。岩壁にはウミウチワ、トゲトサカが生えています。数えきれない数の大きな離れ根があり、他のダイビングスポットでは味わえないような水中世界が広がります。潮の流れが速いことも多いです。
メインの水中洞窟は水深18Mほどの入り口から広い洞窟のなかに入ることができる。水中洞窟は上から青い光が差し込み、アカマツカサやベニマツカサ、カノコイセエビが生息します。ここもネムリブカ(ホワイトチップ)の住処になっています。
コウリ残波のドロップオフの水底はとても深いです。深度をコントロールできる中性浮力のスキルは必須です。特に透明度の高い日は深くなり過ぎないように水深とNDLはしっかりと確認して減圧が出てしまわないように注意が必要です。
コウリ残波の水中動画
コウリ残波の水中洞窟とクレパス(岩の亀裂)が中心の水中動画です。GoproHero11と水中ライトのRGBlueで撮影しています。
コウリ残波の撮影について
コウリ残波の撮影は広角のワイド撮影がおすすめです。水中洞窟やクレパス(岩の亀裂)の幻想的な光が差し込む撮影が人気です。
ストロボを魚に当てて、背景に幻想的な光を入れた構図や、わざとストロボを消して魚のシルエットを入れた構図も良いと思います。又、ダイバーなどの人物のシルエットと合わせるのもおすすめです。
クレパス(岩の亀裂)や水中洞窟の中は暗いのでカメラのISO感度の設定に注意してください。水底の砂を巻き上げないように注意も必要です。個人的にはストロボよりも水中ライトの方が撮影しやすいです。
コウリ残波のリクエストとシーズン
コウリ残波はファンダイビングの残波岬ダイビング【地形派・大物・水中戦争遺跡 etc】でリクエストが可能です。
コウリ残波は南西や南東の風向きが穏やかになります。5月~11月ぐらいがおすすめです。朝は当スクールを8時ぐらいに出発します。2ダイブの場合は12時前後、3ダイブの場合は15時前後の解散になります。読谷村の漁港に現地集合も可能です。
残波岬方面を中心に10ポイント以上のダイビングスポットがあります。地形的なポイントが多いですが、珊瑚が綺麗なダイビングスポット、マクロ好きの方向けのなどさまざまです。又、第二次世界大戦の戦争遺跡が多いのも特徴のひとつです。