ナイトロックス(NITROX)は海外を中心に普及がはじまり、現在は日本国内でも普及しています。通常の空気の成分は窒素79%、酸素21%で構成されています。ナイトロックス(NITROX)のライセンスコースでは酸素22%以上から40%未満の窒素・酸素の混合ガスを使用できるようになります。
ダイビングライセンスの取得後はインストラクターと2ダイブ以上の経験を積むことが推奨されています。
ナイトロックス【NITROX】ライセンス
酸素の割合を高くすることによって減圧症のリスクを軽減します。減圧の許容範囲を広げることが可能になります。酸素22%から40%までのナイトロックスの使用方法を学びます。座学のみで取得できます。取得後はインストラクターと2ダイブの経験を積むことが推奨されています。
参加条件 オープンウォーター保持者 年齢15才以上 ※別途料金 教材セット、申請手数料 ¥9900(税込) |
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ライセンスコース 8つの特典
- テクニカルダイビングの経験を持つインストラクターから本格的なトレーニングを受けることができます。
- ライセンスコースをご希望のお客様限定でダイビング器材の格安販売をしています。
- ボートダイビングで受講をご希望の方は乗船料5500円(税込)の追加でご案内可能です。
- 持ち物は水着、バスタオル、申請用3センチ×4センチの証明写真2枚。器材も全て込みの価格です。
- 沖縄本島中部方面を無料で送迎します。※一部地域有料:お1人様1日1500円(税込)
恩納村、うるま市、読谷村、嘉手納町、沖縄市、北谷、北中城村、名護市など - 講習中の水中写真を無料でプレゼントしています。
- 台風や海況悪化の中断は1年以内であれば無料で講習を受けることができます。
- 次回からCカード提示でファンダイビング10%OFF、器材レンタル半額になります。
ナイトロックス【NITROX】コースの内容
正確にはナイトロックス(nitrox)とは、窒素と酸素の混合気体を指すもので、窒素と酸素の英語「Nitrogen」と「Oxygen」を組み合わせた造語です。テクニカルダイビングではナイトロックスとは酸素と窒素の混合気体のすべてを指すことになります。
又、通常のダイビングで使用されるエンリッチド・エア(enriched air)は、酸素を21%より高い割合にした窒素との混合気体を指します。enrich(エンリッチ)という単語は「化学の分野で複数の成分の混合物において特定の成分の量を増やす」という意味になります。enriched(エンリッチド)はエンリッチの過去分詞で、「特定の成分量を増やされた」という意味になります。
テクニカルダイビングでは、大深度での酸素中毒を防ぐため、酸素濃度が21%未満のナイトロックスガスも使用します。テクニカルダイビングで使用する場合は「ナイトロックス(nitrox)」と呼び、通常のダイビングで使用する空気より酸素濃度の高いナイトロックスを、「エンリッチド・エア・ナイトロックス(EANx)」と呼んで区別しています。
目次
ナイトロックスのメリットとデメリット
ナイトロックスは酸素の割合を高くすることにより、窒素の割合を減らして減圧症のリスクを軽減します。減圧の許容範囲を広げることが可能になり、通常のダイビングに比べて時間的に余裕を持つことができます。
正しい知識のないダイバーはナイトロックスを利用して、もっと深く潜ろうと危険な計画を立てるダイバーもいます。しかし、ナイトロックスを利用したからといって通常のレクリエーション・ダイビングの最大深度の40メートルを超えることはできません。ナイトロックスは酸素中毒(酸素曝露)の危険性が高まるため、通常の空気に比べて浅い深度内でのダイビングになります。
例えば、通常の空気では18メートルの減圧不要限界は56分です。「EAN×32」では95分、「EAN×36」では125分に延長が可能です。これがナイトロックスの最大のメリットです。
酸素中毒になってしまった場合は、視覚や聴覚の障害、吐き気、ケイレン、めまいなどの症状が表れる場合もありますが、最悪の場合は水中で意識を失う危険性があります。酸素中毒は最終的に溺死に繋がる可能性があるとても怖い症状です。
深度 | 空気の減圧不要限界 | EAN×32の減圧不要限界 | EAN×36の減圧不要限界 |
---|---|---|---|
18メートル | 56分 | 95分 | 125分 |
22メートル | 37分 | 60分 | 70分 |
混合比率(酸素) | 最大深度(酸素分圧1.4ata) | 最大深度(酸素分圧1.6ata) |
---|---|---|
29パーセント | 38メートル | 45メートル |
32パーセント | 34メートル | 40メートル |
36パーセント | 29メートル | 34メートル |
40パーセント | 25メートル | 30メートル |
※減圧停止中は酸素分圧を1.6ataとして計画します。
テクニカルダイビングとナイトロックス【NITROX】
テクニカルダイビングではナイトロックスをベストミックスガスとして使用します。例えば、最大水深25Mのダイビングの計画であれば、酸素分圧1.4ataで考えれば「EAN×40」が最も効率の良いガスになります。
又、減圧停止中は疲労が少ないため酸素分圧を1.6ataとして一定の水深でナイトロックスを交換します。例えば、深場では通常の空気を使用して水深18Mで50%に切り替え、水深6Mで酸素(100%)に切り替えると効率よく減圧停止を行えます。
ナイトロックスは正しい知識を持っていなければ、とても危険な技術になってしまいます。ナイトロックスのライセンスコースを受講して、ダイブコンピューターの指示に従いダイビングを楽しみましょう。
当スクールでは「EAN×26」を使用して水深42Mに沈む沖縄最大の沈没船エモンズ(USS Emmons)へダイビングが可能です。
ナイトロックス【NITROX】コースの流れ
ご予約後 教材発送
お申し込み後、教材セット、申請手数料 ¥9900(税込)を銀行振り込みでお支払い下さい。入金の確認後、当スクールから教材を発送します。(コースによっては教材がない場合もあります。)
事前学習プランのため、ご参加の当日まで教科書を読んで予習を済ませて下さい。参加日まで短い場合は当スクールにて教材をお渡しします。 |
所要時間 4時間
ナイトロックスのライセンスコースは座学のみで取得可能です。所要時間は約4時間ほどになります。ファンダイビングの参加後に分けて受講することも可能です。
沖縄への到着日に受講して、翌日からファンダイビングでナイトロックスを使用するのもおすすめです。 |
Cカードの申請
海洋実習の終了後は当スクールにてCカードの申請を行います。3センチ×4センチの証明写真が2枚必要です。ライセンスカードは約1ヶ月ほどで届きます。ダイビングの予定がある場合はテンポラリー(仮)カードもお渡し可能です。
※取得後はインストラクターと2ダイブの経験を積むことが推奨されています。 |