ダイビングライセンスを取得してもたまにしか使用しないから更新が必要だったり、有効期限があると取得した後も手間がかかるなと思う人もいると思います。運転免許なども含めて更新や有効期限がある免許や資格は多いです。
もしかしたら、何年も前にダイビングライセンスを取得して更新が必要なのか、有効期限があるのかわからずに失効していないか不安な方もいるかもしれません。
基本的にダイビングライセンスは更新の必要はなく、有効期限もありません。
今回はダイビングライセンスは更新が必要なのか?有効期限はあるのか?そんな疑問について記事を書きます。
記事の内容は「なぜダイビングライセンスに更新も有効期限もないのか?」、「更新や有効期限が必要なダイビングライセンス」、「ライセンスの再取得もしくはリフレッシュダイビング」について解説します。
これからダイビングライセンスの取得をお考えの方やダイビングライセンスが失効していないか不安な方には必見の内容です。
目次
なぜダイビングライセンスに更新も有効期限もないのか?
ダイビングライセンスはダイビング教育機関である民間の団体が発行します。国家資格ではありません。
ダイビングライセンスは正式には英語で「Certification-Card」の意味で、略してCカードと呼んでいます。日本語では「認定証」の意味になります。一般的には「ダイビングライセンス」と同じですが、正確にはライセンス(免許証)とは異なります。
Cカードは、スキューバダイビングに関して「定められた知識と技術(指導基準)」を、ある「特定の時期」に、ある「特定の場所」で、習得したことを証明するものです。Cカードは取得後から、将来に渡って知識や技術を保証しているものではありません。
Cカードは、ダイビングの知識と技術を習得したことを証明する認定証のため、更新の必要がなく有効期限もないのです。
Cカードについて詳しくは以下の記事に解説しています。
ダイビングライセンスの種類やランクについて
ダイビングライセンスにもさまざまな種類やランクがあります。
一般的なダイビングライセンスのオープンウォーター、アドバンスウォーター、スペシャリティ、レスキューダイバー、マスタースクーバダイバーには更新がなく有効期限もありません。
ダイビング教育機関のCMAS、SDI、NAUI、SSI、BSAC、PADI、SNSIの全てのダイビングライセンスで共通になります。
ダイビングライセンスの種類やランクについては以下の記事も参考にして下さい。
更新や有効期限が必要なダイビングライセンス
一般的なダイビングライセンスには更新がなく有効期限もありませんがダイビングライセンスの種類によっては例外はあります。以下に該当するダイビングライセンスは更新があり、有効期限がある場合もあります。
プロのライセンス
ダイビングライセンスはダイブマスターからプロのライセンスになります。ダイブマスターやインストラクターのライセンスには更新が必要です。基本的にプロのライセンスはダイビング教育機関に年会費を支払い、更新を継続します。
年会費の支払いを済ませていないと、ダイビングライセンスを失効したり、再講習が必要になります。プロ資格の取得を考えている方は更新や有効期限のことを覚えておきましょう。
ジュニアのライセンス
ダイビング教育機関によっては15歳未満はジュニアオープンウォーターやジュニアアドバンスウォーターになります。有効期限はなく、更新が必須ではありませんが、ライセンスカードの顔写真が子供のままだと本人確認がわからなくなります。
成人した後、新しい顔写真と一緒に再度、申請すればジュニアではなく通常のカードで発行されます。申請は取得したダイビングショップもしくはダイビング教育機関で可能です。
応急手当と救命処置のライセンス
レスキューダイバーやプロのライセンスを取得するための参加前条件になる応急手当と救命処置のライセンスには有効期限があり、更新が必要な場合があります。
ダイビング教育機関によって名称に違いがありますが、ファースト・レスポンスやファーストエイド、又はEFR(エマージェンシー・ファースト・レスポンス)と呼ばれます。2年ごとに更新のダイビング教育機関が多いです。
ステップアップを考えている場合は有効期限を確認しておきましょう。
ライセンスの再取得もしくはリフレッシュダイビング
一般的なダイビングライセンスのオープンウォーター、アドバンスウォーター、スペシャリティ、レスキューダイバー、マスタースクーバダイバーには更新がなく有効期限もありません。
ダイビングライセンスは失効することがないので再取得もありません。ダイビングライセンスを紛失したり、失くした場合は取得したダイビングショップもしくはダイビング教育機関で再発行を申請することになります。
ダイビングは手軽にできるスポーツではないため、期間が空きやすいです。せっかく、ダイビングライセンスを取得しても、期間が空いてしまっては自信がなくなり、恐怖心が出てしまいます。器材のセッティングなども続けていないとすぐに忘れてしまいます。
ダイビングの期間が空いてしまってブランクのあるダイバーにはリフレッシュダイビングのコースがおすすめです。リフレッシュダイビングは安心してダイビングを楽しむための復習コースです。
当スクールのリフレッシュダイビングのコースではオープンウォーターのライセンスコースの復習も可能です。
当スクールのリフレッシュダイビングのコースは以下のメニューからご確認下さい。
ライセンスは更新が必要?有効期限はあるの? まとめ
今回はダイビングライセンスは更新が必要なのか?有効期限はあるのか?そんな疑問について記事を書きました。
一般的なダイビングライセンスのオープンウォーター、アドバンスウォーター、スペシャリティ、レスキューダイバー、マスタースクーバダイバーには更新がなく有効期限もありません。
ダイブマスターやインストラクターのライセンスには更新が必要です。基本的にプロのライセンスはダイビング教育機関に年会費を支払い、更新を継続します。
ダイビング教育機関によっては15歳未満はジュニアオープンウォーターやジュニアアドバンスウォーターになります。成人した後、新しい顔写真と一緒に再度、申請すればジュニアではなく通常のカードで発行されます。
レスキューダイバーやプロのライセンスを取得するための参加前条件になる応急手当と救命処置のライセンスには有効期限があり、更新が必要な場合があります。
ダイビングライセンスは失効することがないので再取得もありません。ダイビングライセンスを紛失したり、失くした場合は取得したダイビングショップもしくはダイビング教育機関で再発行を申請することになります。
ダイビングの期間が空いてしまってブランクのあるダイバーにはリフレッシュダイビングのコースがおすすめです。リフレッシュダイビングは安心してダイビングを楽しむための復習コースです。