スズキ目 ハゼ科
体長 7センチ
浅海のサンゴ礁域の外縁や斜面、礁湖、ドロップオフなどの、サンゴと砂の混じった砂礫底にホバーリングする。第1背鰭前方が著しく長く、尾鰭は丸く湾入していない。体型はやや側扁し頭部は円筒形である。体色は頭部前方が淡黄色でやがて乳白色になり、尾鰭にかけて赤褐色のグラデーションとなる。鰓蓋には水色の小斑点が点在する。和名では「旗立鯊」と書き、由来は第1背鰭棘を旗の様に立てているところからきている。巣穴に近い低層で、第1背鰭をピクピクと前後に動かしながらホバーリングし、流れてくる餌を捕食している。餌は動物性プランクトンや甲殻類の幼生である。ペアで見られることが多い。
撮影地 恩納村 真栄田岬