設備の整っている国内などのダイビングショップであれば、ダイビング中に汚染空気のトラブルというのは可能性としてはとても低いですが、トラブルのひとつとして考えられます。器材をセッティングする際にタンクバルブを開けて、臭いを嗅いでみましょう。無臭であれば大丈夫です。このときオイル臭いにおいなどがあればインストラクターに伝えましょう。ダイビング中もレギュレーターからの空気に異臭を感じた場合は注意する必要があります。
汚染空気を吸ってしまった場合の症状は頭痛、吐き気、めまいがおこり、意識を失くこともあります。又、唇と爪が赤くなるのも症状のひとつです。応急手当の仕方は、ダイビングは中止して新鮮な空気を与えます。準備があれば酸素を与えます。症状がひどい場合は人工呼吸が必要な場合もあります。いずれの場合でも医療機関と連携をとり、医師の手当てを受けるようにしてください。