NIKONのFXフォーマットデジタル一眼レフカメラD810に水中撮影機材メーカー「SEA&SEA」のハウジングMDX-D810を装着して水中撮影が可能になります。一眼レフカメラ向けのハウジングを出している主なメーカーはSEA&SEA(シーアンドシー)の他にもanthis(アンティス)、Fisheye(フィッシュアイ)、 Recsea(レクシー)などの水中撮影機材メーカーがあります。
「SEA&SEA」のハウジングMDX-D810は水深100Mまで撮影可能。ハウジングのフロントケースとリアケースの接合部分も頑丈でセッティングに安心感があります。レンズの変更の際のポートのセッティングもロックレバーが装備されています。万一の浸水をお知らせするハウジングリークセンサーは水中に大事な愛機を持っていく上でとても嬉しい機能です。
暗い環境下でも操作部の視認がしやすいよう、主要レバーほか各ボタン操作部にはスーパー夜光(低照度励起長残光)タイプの特殊蓄光シールを貼り付けています。シャッターレバー、AFモードレバー、AF作動レバー、動画撮影レバー、AF作動レバーを湾曲させたR形状にすることにより、指がフィットしてとても操作しやすい設計になっています。
難点は本体のサイズが幅354mm×高さ210mm×奥行141mmと大きく、ハウジングのみで約3,200gの重さになります。マクロレンズを装着するとフロートなしでは男性の腕力でも支えれません。ビーチエントリーや女性ダイバーの方には難しいかもしれません。
使用例
レンズ: シグマ(SIGMA) 15mm F2.8 EX DG DIAGONAL FISHEYE
水中ライト RGBlue(アールジーブルー) 2灯
焦点距離 15mm
絞り値: f/4 シャッタースピード: 1/60秒
ISO 1250
撮影地 オーバーヘッドロック
レンズ:シグマ(SIGMA) 15mm F2.8 EX DG DIAGONAL FISHEYE
焦点距離 15mm
絞り値: f/3.2 シャッタースピード: 1/40秒
ISO 1250
撮影地 万座ドリームホール
アクセサリーでおすすめなのはハウジングの接眼部に装着して、ファインダー像を見やすくする接眼アタッチメントです。ファインダーの拡大倍率は1.2倍で全視野をカバーでき、カメラのファインダーを覗いている同じ感覚のままで厳密な構図決めやピント合わせが可能です。レンズと平行スタンスで構図を確認できる「VF180 1.2x」、上の写真の360度回転可能で縦横とさまざまな撮影ポジションに対応可能な「VF45 1.2x」があります。