おすすめ度 ★★★★★ エントリー方法:ボート
レベル:上級者から 水深:5M~30M 透明度:30M~40M
数々のメディアに登場する世界的に有名な与那国島の与那国海底遺跡。与那国島の南部、新川鼻沖の海底で発見された海底遺跡。海底遺跡、もしくは自然地形の意見に分かれ、遺跡説の立場からは「与那国海底遺跡」、「与那国島海底遺跡」と呼ばれ、遺跡説と自然地形説の中立的な立場を取るために、正式には「海底地形」という名称になっている。
北東~南西の風に弱く夏場は潜りにくい冬場向けのポイント。潮の流れが強くなることが多く、上級者向けのポイントでもある。ダイバーの憧れの聖地で一般的には100ダイブ以上の経験を積んでからチャレンジするのが望ましいとされている。
岩と岩が重なる「城門」からくぐると神秘的な海底遺跡が目の前に広がる。二枚岩は2つの長方形の岩が重なる。R状の通路を抜けると巨大なメインテラスが広がる。メインテラスには道路、石組み、敷石、排水溝などの地形、巨石の組み合わせ、クサビを打ち込んだような20センチから30センチ間隔で並ぶ竪穴跡、周囲を壁面で囲まれた平面、左右対称の加工跡をともなっているテラス状の地形などが確認できる。
ボストン大学准教授のロバート・ショックは、自然の地形を古代人が加工を施して神殿として用いたとの説を唱えている。ヨーロッパにおける洞窟壁画と同様に古代人が手を加えたものであり、紀元前8000年代には与那国島は北回帰線(夏至線)に非常に近い位置にあったため、この地形はおそらく天文学的にこれに整列する神殿であったのだろうと指摘している。
与那国海底遺跡は自然地形の説といくつかの遺跡説があります。詳しくは与那国海底遺跡 古代遺跡説VS自然地形説もご覧ください。