おすすめ度 ★★★★ エントリー方法:ボート
レベル:初級者から 水深:5M~25M 透明度:10M~15M
沖縄本島中部の東海岸、金武町のネイチャーみらい館の港から船で10分ほどのダイビングスポット。金武の岸から沖合1kmほどの位置に、通称「エッグ岩」の岩礁がある。
名前の由来は黒船来航で有名なペリーが金武に来たときに由来する。1853年、本州よりも早く沖縄を訪れペリーは、物資調達や港の解放など様々な要求を、当時の琉球王国にしていた。黒船の船乗りがエッグ岩の海鳥の卵を見て「エッグ・エッグ」と言ってこの岩の事を「エッグイシ」と呼んだと云われている。地元の人は、この岩を「クジラ岩」と呼んだり、沖縄の平安座島の人は「カンナウフィー」(漢那大岩)と呼んでいる。
ブイに船を固定してエントリーすると水深は5Mから10Mほど。ゆるやかに深くなり、少し沖へ進むと25Mぐらいになる。ここは浅場の珊瑚礁がとても素晴らしい。ユビエダハマサンゴのほかにもリュウキュウキッカサンゴやいくつもの種類の珊瑚礁が群生する。大型のイソギンチャクも多く、カクレクマノミ、ハマクマノミ、クマノミなどもいる。キホシスズメダイなどスズメダイの群生もすごい。
沖縄でも数少ないパラオハマサンゴの群生が見事。パラオハマサンゴは下部が板状で上部が棒状に突出した郡体。パラオハマサンゴは正に「サンゴの王様」と呼ぶに相応しい。まるで海の中に珊瑚の城があるように感じる。
浅瀬の珊瑚付近では冬の時季、コブシメが10匹以上の群れでみられることも多い。
冬場の北風にとても強いポイント。