サンゴ礁域の浅所に生息する。
単独で生活していて、岩の間や岩穴などに、頭だけを出して隠れている。
前鼻孔は吻端近くにあり、鼻孔は管状に伸び、先端が花びらのように開いている。
上下の顎の先端にも特徴的な肉質突起があり、ハナヒゲウツボの名前の由来になっている。
ハナヒゲウツボは雄性先熟の性転換をすることが知られていて、成長と共に体色も変化していく。体色は幼魚や若魚では黒色に背鰭が黄色で、成魚になると雄相の青色に変化し、鼻先から背びれは黄色になる。さらに成長すると体色は雌相の鮮やかな黄色となり、雌への性転換を遂げる。
撮影地 沖縄 水納島