ダイバーのなかで「海のギャング」と呼ばれ、最も恐れられている魚にゴマモンガラという魚がいます。ゴマモンガラはモンガラカワハギ科で最大の種といわれ、体長は成魚で約75センチほどまで達します。又、大きい個体では1メートルを超える場合もあります。
性質はとても凶暴で荒く、特に繁殖期には攻撃的になり、卵を守るメスがいるすり鉢状の巣に近づく生物すべてに攻撃してくる。ダイバーが近づいてしまった場合も、硬い貝も砕く頑丈な歯で噛みついてきます。動くものに噛み付いてくる習性があり、フィン先などに噛み付いてきます。しかし足など噛まれた場合にはウエットスーツのうえからでも歯形が残り、出血の危険性もあります。巣に間違って近づいてしまった場合は速やかに巣から離れるようにしてください。ダイビング中に出会う機会が多い魚なので写真で特徴をしっかり覚えておいてください。
英名はTriggerfishと呼ばれ、銃の引き金を意味します。