こんにちは、ワールドダイビングの高蜂です。
ダイビングをしていると、ウミガメやサメ、マンタといった大型生物にくっついているのイメージの高い「コバンザメ」
そんなコバンザメも稀ですが、大型生物(宿主)に引っ付かないで泳ぐことも有ります。
そして、コバンザメの種類により、宿主とする大型生物が決まっている種も居ます。
コバンザメの仲間は全8種確認されています、中には単独で生きて行くコバンザメも居るみたいです。
コバンザメと言っていますが、サメの仲間では無くスズキの仲間です。
スズキの仲間だけあって、食べると美味しいらしいですよ!
コバンザメは、頭部に江戸時代の小判型に似ている吸盤が有る事が名前の由来です。
頭部の吸盤で大型生物に引っ付いて移動しています。
引っ張られればより強く引っ付く仕組みで、外れたい時は宿主より少し早く泳げばすぐに外れます。
コバンザメに引っ付かれたら、引いてはダメです、前に押してください、すぐに取れます!
コバンザメは宿主に引っ付いて、宿主の食べ残しや排泄物を食べて生活しています。
移動も引っ付いていれば楽ちんですね!
片利共生(へんりきょうせい)と言って一方に利益しかない共存を片利共生と言います。
単独で泳ぐ場合は、新しい宿主を探しているか、子孫を残す為に相手を探しているかのどちらかです。
今回は、コバンザメからダイバーに近ずいて来たので、新しい宿主を探している所だと思います。
タンクやフィンに引っ付かれる事も、稀にあります。
「大型生物に引っ付いている、あいつ」っで終わる事の多いコバンザメを今回はご紹介させていただきました!