ダイビングでは船(ボート)を利用することが多いです。船酔いしないための対策と予防方法(コツ)を理解していれば、船が苦手な方も安心してボートダイビングを楽しむことが出来ます。
船酔いをしてしまうと、せっかくの楽しみなダイビングを楽しめなくなってしまいます。又、ダイビングのライセンスを取得しても船酔いをしてしまうため、ダイビングをやめてしまうダイバーの方もいます。
ダイビングを楽しむためには船酔いの対策と予防方法(コツ)がとても大切です。以下の記事を読んでダイバーの方は安心してダイビングを楽しみましょう。
事前に船(ボート)やダイビングスタイルの確認
ダイビングでは地域やダイビングスポットによって、船(ボート)に乗っている時間が違います。船酔いしてしまう方は予約する前に船(ボート)に乗っている時間や移動時間を確認するようにして下さい。
- 沖縄本島周辺、恩納村や読谷村、大浦湾、辺戸岬など
港からダイビングスポットまでの移動時間は10分前後、1ダイブの終了後は港まで戻り、下船して休憩することができます。船酔いしてしまう方にもっともおすすめのスタイルです。
- 水納島、瀬底島、伊計島(与勝諸島)などの近郊離島
港からダイビングスポットまでの移動時間は20分前後、2ダイブ後に港まで戻り、昼食の時間帯は下船して休憩することができます。午後からもダイビングを希望する場合は1ダイブ後に港へ戻ります。船酔いしてしまう方も慣れてきたらおすすめです。
- 沖縄本島からの慶良間諸島などの離島
港からダイビングスポットまでの移動時間に1時間かかる場合があります。朝に船(ボート)に乗り、その後もずっと船の上で夕方まで港へ帰れない場合があります。船酔いする方は避けるようにして下さい。
船酔いしないための準備
船酔いは当日の体調やコンディションも重要です。前日は睡眠時間をしっかりと取り、アルコールは控えめにするようにして下さい。又、夕食は消化の良い食べ物を選ぶのがおすすめです。
乗り物酔いに効果的で手軽に食べられるものとして、コンビニなどに売っている干し梅のお菓子などがおすすめです。
又、飴やチョコレートもおすすめです。飴やチョコレートで血糖値を上昇させることによって脳が活性化されます。船(ボート)で手軽に食べられるように準備しておきましょう。
公式ホームページ エスエス製薬「アネロン」
船酔いする方は、乗り物酔いの市販薬を飲むのもおすすめです。ダイバーで最も人気があるのが、エスエス製薬の「アネロン」です。副作用として頭がボーっとしたり、眠くなる場合があります。女性の方は用量に注意して下さい。※薬の副作用に関しては自己責任でお願いします。
又、乗り物酔いの市販薬は船に乗って気分が悪くなってから飲むのでは手遅れの場合が多いです。船が出港する30分ぐらい前を目安に余裕をもって飲みましょう。いつでも飲みやすいようにペットボトルの水も一緒に用意しておきましょう。
当日の船酔い対策
写真 : 船首(左側)・船尾(右側)
船(ボート)は走行中、船首(写真の左側)が最も揺れやすいです。逆に、船尾(写真の右側)が最も揺れにくいです。走行中、船酔いする方は、船首側は避け、なるべく船尾側に座るようにして下さい。又、船首の方を前、船尾の方を後ろと言います。ガイドやインストラクターから「後ろに座って下さい」と指示があった場合は船尾のほうに座って下さい。
船の走行中に下の方を見て、ダイビング器材の準備などしているととても酔いやすいです。近くのスポットであれば、船が動く前にある程度の準備をしておくと楽です。動いているときはなるべく近いところを見ないようにして遠くの岬や水平線を眺めるようにします。
又、ドライルームやトイレなど囲まれた空間は酔いやすいです。風の当たる風通しの良いところにいるようにして下さい。
船酔いの対策と予防方法(コツ)まとめ
ダイビングの船酔いは、事前に乗船時間や移動時間を確認して、前日の体調管理や酔い止めなどの準備、当日の対策に注意していれば、とても楽になります。船酔いの対策と予防方法(コツ)をしっかりと実施しましょう。
最初はつらくても、船酔いは回数を重ねるごとに慣れていきます。
当スクールでは、ダイビングライセンスを取得してから経験が少ない方も安心してファンダイビングが楽しめるようにリフレッシュダイビングのコースをご用意しています。不安な方や自信のない方はリクエストして下さい。