レギュレーターフリーフロー ~暴れる空気を上手に操れ!~
<用語の意味>
レギュレーター:水中で呼吸するための呼吸器
フリーフロー:レギュレーターから絶えず空気が出続ける状態
パージボタン:セカンドステージの前面にある空気を出すためのボタン
<どんな時に使うのか?>
・レギュレーターのファーストステージ、セカンドステージが故障してしまった時
<なぜこのスキルを練習するのか?>
万が一、水中でレギュレーターが故障した場合は呼吸ができるように絶えず空気が出続ける設計になっています。
しかし、空気の勢いが強いため、マウスピースをしっかり咥えていてもすぐに外れてしまいます。
このような状態になった時でもフリーフローの呼吸の仕方をマスターできれば落ち着いて水面まで浮上する事ができます。
<練習内容 フリーフロー>
①マウスピースの左半分を口から外して咥える。(必要以上の空気を逃がすため)
②頭を右に傾ける。(垂直に上がる空気の逃げ道を作るため)
③左手でマスクを押さえる。(マスクがずれないようにするため)
④レギュレーターのパージボタンを目一杯押し、「すすり込む」様にして呼吸する。(蕎麦を食べる時のイメージ)
※注意
・水中では空気は垂直に上がっていきます。そのため、頭を右に傾けて空気の逃げ道を作ります。
頭を傾けないと、勢いよく出る空気がマスクに直撃してマスクの中に水が入ったり、マスクがずれたりします。
・パージボタンを目一杯押さないと口の中に空気が充満しないため、口の中に水が入ります。