ダイビングを楽しんでいるとさまざまな好みや楽しみ方がそれぞれ出てきます。ダイバーの間では「○○派」と呼び、ダイビングのスタイルや好みのダイビングポイントも変わってきます。
水中の景観を楽しむ「地形派」やマンタやジンベエザメ、サメなどが好きな「大物派」、写真撮影が好きな「フォト派」、ウミウシやハゼなどの小さい生物が好きな「マクロ派」など、さまざまな「○○派」があります。
今回は「地形派」のダイバーのために沖縄で必見の地形ダイビングポイントの厳選3選を紹介します。
当スクールのファンダイビングは全て少人数制のプライベートスタイルです。不安な方や経験の少ない方も安心してご参加下さい。1人旅や少人数のお客様がほとんどのプライベートスクールになります。お1人様からご参加をお待ちしています。
目次
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「地形派」とか「地形ダイビング」って何?
ダイバーの「地形派」は主に水中の地形(景観)を好みます。水中洞窟やトンネル、ドロップオフ(水中の崖)や水底から突き出した巨大な岩山、クレパス(岩の亀裂)、アーチ状になった岩など、さまざまな地形(景観)を好みます。
海底に空いた穴やトンネルを水中ライトで照らしながら探検する洞窟のダイビング、ドロップオフなどのダイナミックな地形では回遊魚や大物の遭遇率も高く、「大物派」も一緒に楽しめます。
又、クレパス(岩の亀裂)では太陽の光が差し込み独特で幻想的な景色を楽しむことができます。
上記のようなダイビングのスタイルを楽しむのを「地形ダイビング」や「地形派ダイビング」と言います。水中の景観を楽しむため、沈没船などのレックダイビングが好きな方も多いです。
ラビリンス (迷宮ポイント)・瀬底島
ラビリンスはリピーターのお客様から最も人気の高いダイビングスポットです。リーフ沿いにいくつものクレパスがあり、ラビリンスのスポット名の由来のように迷宮のようになっています。
ラビリンスのトンネルのなかには暗いところが好きなアカマツカサやリュウキュウハタンポが群れ、ときには大型のイセエビがいることも多いです。メインのほかにも狭いトンネルを抜けると幻想的な光が差し込むクレパスがたくさんあります。
水深は深場では20Mを超えますが、トンネルやクレパスのなかは7M~15Mほどで深くはありません。
ダイビングスポットの詳細は、瀬底島 ダイビング「沖縄で1番幻想的なダイビングスポット」をご覧ください。
残波岬ダイビング【地形派・大物・水中戦争遺跡 etc】
おすすめ度: ★★★★ 人気度: ★★★ 難易度: ★★★
読谷村の観光名所の残波岬はダイビングでも人気のダイビングスポットです。沖縄本島で最も地形的なダイビングスポットが多く、水深40Mを超える豪快なドロップオフが続き、数多くの水中洞窟があります。大物遭遇率も高く、ナポレオンフィッシュやロウニンアジ、マダラトビエイ、ウミガメなどが生息しています。
中級者向けのダイビングスポットもあり、中級者からのリクエストも多いですが、初心者向けのダイビングスポットもあります。又、戦争遺跡が沈んでいるダイビングスポットもあり、戦車、ライフル、火炎放射器、不発弾などが発見されています。
戦争遺跡でダイビングする場合は、触らない、動かさない、持ち帰らないなどのマナーをしっかり守るようにして下さい。マナーを守りながら貴重な戦争遺跡のダイビングスポットを楽しみましょう。リクエストお待ちしております。
ダイビングスポットの詳細は、残波岬ダイビング【地形派・大物・水中戦争遺跡 etc】をご覧ください。
辺戸岬ドーム・宜名真海底鍾乳洞
おすすめ度: ★★★★★ 人気度: ★★★ 難易度: ★★★★
沖縄本島の最北端に位置する沖縄最後の未開拓の秘境スポットです。古くから上級者のダイバーの間では知られていたスポットです。辺戸岬のダイビングはドリフトダイビングになります。又、辺戸岬ドームは水中のトンネルからエアードームに繋がる貴重なスポットです。中級者の方向けのスポットです。
発見当時は琉球新報の記事にも大きく掲載されました。洞窟内の壁が黒く変色した部分は旧石器時代の人達が火を使ったときの煤(すす)の痕跡ではないかと考えられています。
又、発見当初から鍾乳石が人為的に折られた部分が発見されています。もしかしたら、旧石器人が生活のために折った跡なのかもしれません。シルトの部屋と呼ばれる場所には海底からそびえ立つ鍾乳石もあります。
ダイビングスポットの詳細は、辺戸岬ドームの海底鍾乳洞・辺戸岬ダイビングをご覧ください。
沖縄の地形ダイビングポイント・まとめ
地形派ダイバー必見の沖縄の地形ダイビングポイントを3選紹介しました。上の動画は瀬底島のオリジナルポイント「光の宮殿」になります。瀬底島のラビリンスとセットで楽しむことができます。個人的には「光の宮殿」が最もおすすめです。
地形ダイビングはドロップオフなどで水底が深い場合は中性浮力やディープダイビングの経験、潮の流れが速いエリアではドリフトダイビングの経験、水中洞窟ではライトシグナルや砂を巻き上げないためのフィンキックが必要になります。
ダイバーの方は経験を積んでスキルアップを重ねるとさまざまなダイビングスポットでリラックスしてダイビングを楽しめるようになります。スキルアップのトレーニングなどもリクエスト可能です。是非、地形ダイビングのリクエストお待ちしています。