沖縄のダイビングエリアには沖縄本島や日帰りが可能な近郊離島に人気のダイビングスポットが数えきれないぐらい存在します。今回の記事では冬の沖縄で絶対におすすめのダイビングスポットを厳選して4選で紹介します。
沖縄はほぼ全域が亜熱帯気候であり、温暖な気候のため、年間を通してダイビングを楽しむことができます。ダイビングスポットは時期によって行けるダイビングスポットが変化します。夏は南風の日が多く、冬は北風の日が多いためです。
冬の沖縄でおすすめのダイビングスポットは辺野古(大浦湾)のダイビングスポット、瀬底島の地形スポット「ラビリンス」、ゴリラチョップ ダイビング「沖縄本島で1番綺麗なビーチ」、大度海岸の知らないと怖い離岸流(リップカレント)になります。
冬の沖縄のダイビングのメリット、水温やウェットスーツについても解説します。これから冬の沖縄でダイビングを予定している方や計画を立てている方には必見の内容です。
目次
辺野古・大浦湾ダイビング【辺野古基地の埋め立て反対】
大浦湾は、沖縄本島中央部東岸、沖縄県名護市南部に位置する湾になります。大浦湾の沿岸は海草藻場となっており、絶滅危惧種のジュゴンが生息することでも有名な地域です。そして、普天間基地移設の埋め立てが問題になっている辺野古基地も大浦湾に含まれます。
大浦湾(辺野古)には古代からの遺伝子型を保持しているアオサンゴの群集があります。勝連半島や石垣市白保の群集とは違う遺伝子構成を持つことが宮崎大の調査で確認されました。アオサンゴは国際自然保護連合(IUCN)が絶滅危惧2類に指定しています。
大浦湾(辺野古)の群集は長さ50メートル、幅30メートル、高さ14メートルと巨大で、日本自然保護協会では名護市に天然記念物に指定するよう要望しています。
辺野古(大浦湾)のダイビングは当スクールからは車で約1時間ほど移動して、ボートダイビングになります。ファンダイビングのメニューにはありませんが、リクエストがあればご案内可能です。
大浦湾(辺野古)ダイビングでは、さまざまな珊瑚礁の群生を見ることができます。珊瑚の森とも呼ばれ、ユビエダハマサンゴ、ミドリイシの仲間、ハマサンゴの仲間、パラオハマサンゴなど色んなハードコーラルが群生しています。そして、古代のサンゴ、アオサンゴ(青珊瑚)の大規模な群集が発見されています。
瀬底島の地形スポット「ラビリンス」
沖縄本島の北部からは水納島や瀬底島の離島へのダイビングがおすすめです。沖縄本島から北部の離島でのダイビングをやっているサービスは少なく、穴場的なダイビングエリアです。当スクールのリピーター様にもおすすめNO1のダイビングメニューです。
瀬底島は地形的なポイントが多く、ドロップオフ(崖)やアーチやトンネルなどが多く幻想的な地形を楽しめます。冬の北風にも強いダイビングスポットです。
1名様の場合はシングルチャージ別途5500円(税込)でご案内可能です。当日に他の参加者が集まった場合は発生しません。参加者が集まらない場合は他メニューへの変更も可能です。お1人様からリクエスト下さい。
ラビリンスにはいくつものクレパスがあり、ラビリンスのポイント名の由来のように迷宮のようになっています。クレパスのなかはトンネルのようになっていて広場があり、太陽の光が差し込み、まるでスポットライトを浴びているような景色が広がります。
ラビリンスのトンネルのなかにはアカマツカサやリュウキュウハタンポが群れ、イセエビがいることも多いです。岩陰にホワイトチップ(ネムリブカ)の住処があります。メインのほかにも幻想的な光が差し込むクレパスがあります。
ゴリラチョップ ダイビング「沖縄本島で1番綺麗なビーチ」
沖縄本島北部の本部町のゴリラチョツプ(崎本部)でファンダイビングを楽しむコースです。当スクールの恩納村から車で約40分の距離になります。沖縄本島北部はまだ手付かずの自然が残り、白い砂浜と透明度抜群の海、カラフルな珊瑚礁が群生します。
ビーチでのんびり潜れる癒し系のスポットなので、Cカードを取得したばかりの方や期間が空いてしまいブランクが長い方にもおすすめです。女性のダイバーさんやマクロ派の方に人気の高いダイビングスポットでもあります。冬場の北風に強く、夏場よりも11月から4月ぐらいまでの時期におすすめのダイビングスポットです。
ゴリラチョップは正式には崎本部というポイントです。国道449号線から崎本部緑地公園へ向けて進むとまるでゴリラがチョップしているかのような奇岩が見えてきます。この奇岩がゴリラチョップのポイント名の由来になります。
パワースポットでもあり、観光客の方も訪れます。崎本部緑地公園の駐車場に車を止めてビーチエントリーになります。
大度海岸の知らないと怖い離岸流(リップカレント)
沖縄本島の南部、糸満市の大度海岸は鎖国中の幕末に、中濱萬次郎ことジョン万次郎がアメリカから帰国する際に上陸したことから「ジョン万ビーチ」とも呼ばれています。初夏から夏にかけて、ウミガメが産卵に訪れる浜としても知られています。
大度海岸は内海(インリーフ)と外海(アウトリーフ)にはっきりと分かれていて離岸流(リップカレント)があることでも有名なダイビングスポットです。離岸流(リップカレント)を知らないでダイビングすると、とても怖いダイビングスポットです。
当スクールのファンダイビングのメニューにはありません。リピーターの方のみご案内が可能です。冬の北風に強いダイビングスポットです。
大度海岸の外海(アウトリーフ)はダイナミックな地形ポイントです。巨大な岩下がトンネルになっていたり、洞窟やアーチが無数にありケーブダイビングが楽しめます。
水中洞窟ではネムリブカ(ホワイトチップ)やアカマツカサ、リュウキュウハタンポ、カノコイセエビが生息しています。
大物ではマダラトビエイやネポレオンフィッシュ、イソマグロ、オニカマスやタイワンカマスなどのバラクーダの群れ、アオウミガメなどが生息して高確率で出会えます。
冬の沖縄のダイビングのメリット
冬の沖縄でダイビングする最大のメリットは透明度の高さです。水温が低いためプランクトンが少なく、ダイバーの数も少ないため透明度は夏と比べると冬の方が断然、高くなります。
ワイドで水中景色の撮影を楽しみたい方はダイバーが少なく、透明度も高い冬もおすすめです。
青の洞窟など人気のダイビングスポットの撮影は冬の沖縄がおすすめです。ダイビングの日数を長めに組んでおけば、風の弱い日に夏のダイビングスポットに行ける確率もあります。
水温やウェットスーツ
冬の沖縄のダイビングは寒いのではないのか?水温や適したウェットスーツを以下に記載します。水温に合ったスーツを選べば冬の沖縄も寒くなく快適にダイビングを楽しむことが可能です。
11月の水温と適正なウェットスーツ
沖縄の11月の平均水温は25度になります。5ミリのウェットスーツがおすすめです。男性や暑がりな方は3ミリでも大丈夫です。
12月の水温と適正なウェットスーツ
沖縄の12月の平均水温は24度になります。5ミリのウェットスーツや寒いのが苦手な方はフードベストなどのインナーを重ね着するのがおすすめです。年末はセミドライやツーピースのウエットスーツもおすすめです。
1月の水温と適正なウェットスーツ
沖縄の1月の平均水温は22度になります。5ミリのウェットスーツにフードベストなどのインナーを重ね着したり、ツーピースのウエットスーツがおすすめです。船の上はボートコートがあると暖かいです。
セミドライやドライスーツをお持ちの方は準備した方が良いです。ドライスーツの中は薄着で大丈夫です。
2月の水温と適正なウェットスーツ
沖縄の2月の平均水温は21度になります。ドライスーツやセミドライがおすすめです。ドライスーツの中は薄着で大丈夫です。
ウエットスーツの方は5ミリのウェットスーツにフードベストなどのインナーを重ね着したり、ツーピースのウエットスーツがおすすめです。船の上はボートコートがあると暖かいです。
3月の水温と適正なウェットスーツ
沖縄の3月の平均水温は22度になります。5ミリのウェットスーツにフードベストなどのインナーを重ね着したり、ツーピースのウエットスーツがおすすめです。船の上はボートコートがあると暖かいです。
セミドライやドライスーツをお持ちの方は準備した方が良いです。ドライスーツの中は薄着で大丈夫です。
4月の水温と適正なウェットスーツ
沖縄の4月の平均水温は23度になります。ドライスーツのダイバーはほとんどいなくなります。
5ミリのウェットスーツにフードベストなどのインナーを重ね着したり、ツーピースのウエットスーツがおすすめです。
参考記事 : 沖縄のダイビングに便利な各月の水温と適正ウェットスーツ
冬の沖縄でおすすめのダイビングスポット まとめ
今回の記事では冬の沖縄で絶対におすすめのダイビングスポットを厳選して4選で紹介しました。
冬の沖縄でおすすめのダイビングスポットは辺野古(大浦湾)のダイビングスポット、瀬底島の地形スポット「ラビリンス」、ゴリラチョップ ダイビング「沖縄本島で1番綺麗なビーチ」、大度海岸の知らないと怖い離岸流(リップカレント)でした。
冬の沖縄でダイビングする最大のメリットは透明度の高さです。水温が低いためプランクトンが少なく、ダイバーの数も少ないため透明度は夏と比べると冬の方が断然、高くなります。
冬の沖縄は水温が下がります。水温に合ったスーツを選べば冬の沖縄も寒くなく快適にダイビングを楽しむことが可能です。
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