写真: 恩納村のシークレットビーチ(撮影日:2021年10月26日)
連日、小笠原の海底火山噴火の影響によって沖縄本島に漂着した「軽石」が新聞、ニュースなどで取り上げられています。
SNSにも、「軽石」の写真や動画が多数アップされています。
弊社のワールドダイビングにもたくさんのお問い合わせを受けています。
現状、通常通りダイビングのメニューは常時開催しています。ここ数日も、沖縄本島周辺のダイビングスポットや近郊離島も影響が少ないダイビングスポットでダイビングを楽しんでいます。
又、小笠原の噴火の「軽石」の影響は日によって異なるため、ダイビングスポットが変更になる場合があります。「軽石」の影響は、参加日の前日にお電話の際、もしくは当日に現地にて詳しくお伝えさせて頂きます。
写真: 恩納村のシークレットビーチ(撮影日:2021年10月26日)
写真は恩納村のビーチで沖縄本島中部の西海岸に位置します。撮影日は2021年10月26日になります。
「軽石」は約30センチほどの幅で砂浜に広がっています。周囲の写真や動画と比べると影響は少ないと思います。他の地域では、水面の一面が「軽石」によって埋め尽くされている地域もあります。SNSでも、とても影響の大きい写真や動画を見かけました。
沖縄本島の海岸でも「軽石」の影響が大きい地域と少ない地域があります。
軽石について
軽石(かるいし、pumice、パミス)とは、多孔質で密度の小さい火山砕屑物(火砕物)の一種。浮石(ふせき)あるいは浮岩(ふがん)ともいう。火山砕屑物にはスコリアもあるが、色調が淡色のものを軽石、暗色のものをスコリアと呼び違いがみられる。4mm未満の微細な軽石はパミサイト(英語:pumicite、軽石粉)と呼ばれる。
引用 Wikipedia
沖縄本島中部西海岸
恩納村近郊で最も小笠原噴火の「軽石」の影響が出ているのは、恩納村山田のマリブビーチかと思います。ルネッサンスリゾートの隣のビーチになります。写真の撮影日は2021年10月29日になります。
ビーチから沖へ数十メートルに渡って「軽石」が水面を埋め尽くしています。
ここ数日で恩納村のビーチを確認しましたが、数キロ移動すると軽石の影響は大きく変わります。現在、影響の少ない地域も風向きや潮の流れによって、あっという間に軽石で埋め尽くされてしまうかもしれません。
軽石で埋め尽くされた港や砂浜も風向きや潮の流れによって、あっという間に軽石が少なくなることもあります。10月29日に撮影した恩納村山田のマリブビーチも10日ほどで、あっという間に軽石が少なくなりました。
沖縄本島北部 古宇利島
写真: 今帰仁村 古宇利島 ハートロック(撮影日:2021年11月06日)
沖縄本島北部から橋で渡れる古宇利島の有名なビーチ、ハートロックも小笠原の噴火の「軽石」の影響が大きいです。
有名な観光名所なため、とても残念です。
沖縄 古宇利島・ハートロックの軽石 (撮影日:2021年11月06日)
沖縄 琉球新報
沖縄の琉球新報では、2021年10月14日に記事をアップしています。
小笠原では、海底火山噴火の地殻変動によって、沈没船が陸に打ち上がっています。小笠原から1450キロ離れた沖縄本島にも「軽石」が漂着するのは、とても驚きです。
今後、長い年月を経て海への影響が気になります。珊瑚や生態系に変化があれば、当ホームページにてアップしたいと思います。1986年にも同等の規模の海底火山の噴火で沖縄本島に軽石が漂着したことがあったと聞いています。
追記:2021年11月13日