写真 : カッパドキアのパラオハマサンゴ
沖縄本島中部の東海岸側には伊計島(いけいじま)、宮城島(みやぎじま)、平安座島(へんざじま)、浜比嘉島(はまひがじま)、藪地島(やぶちじま)、浮原島(うきばるじま)、南浮原島、津堅島(つけんじま)の与勝諸島があります。
与勝(勝連)半島から平安座島までは海中道路が結ばれ、宮城島と伊計島の間は伊計大橋で結合され、藪地島も半島と架橋されています。又、平安座島から浜比嘉島の間も浜比嘉大橋で結ばれています。
Google Map : 伊計島方面(与勝半島)
沖縄の観光でも海中道路は有名で人気のドライブコースです。ゲストの方からもダイビングできないかと良く相談を受けていましたが、未開拓のエリアでした。
現在、地元の漁師さんの協力で調査ダイビングを行い、ポイントの開拓をしています。与勝諸島はダイビングスポットとして有名ではありませんが、実は数えきれないぐらいダイビングスポットがあり、年間を通じて楽しめるエリアです。
目次
伊計島のダイビングスポット
- 伊計チャネル
- 伊計島 灯台下
- ホテルサイド
- 魚礁 27
- センターポイント
クレパス、アーチ、洞窟と地盤が沈下したポイント。半ドームになった天井からイソバナが群生しています。
ユビエダハマサンゴ、2月~5月はコウイカの産卵、ハッチアウト。ドロップオフの東側にカスミチョウチョウウオの群れ。ウミガメ、カスミアジ。
宮城島のダイビングスポット
- カッパドキア
パラオハマサンゴの大群落が集中しているポイント。世界遺産のカッパドキア遺跡のように見える。
平安座島のダイビングスポット
- 魚礁 17
- 魚礁 25
浜比嘉島のダイビングスポット
- 岩くず
- 浜比嘉サンゴ畑
オオハマサンゴ、ユビエダハマサンゴ。冬場のポイント。
浮原島、南浮原島のダイビングスポット
- 枝サンゴ畑
- サンドウェイ
- ヨコヒシ
- 浮原ノース
- 浮原島サウス
- コーラル1
- オランダグムイ
クマノミの全種(6種類)、ツバメウオの群れ、ヒレシャコ貝、クロユリハゼ、ピグミーシードラゴン。東側人気NO1のポイント。
巨大コモンシコロサンゴ、オオハマサンゴ、オオイソバナ。2~5月はコウイカの産卵場所。
真っ白な砂地にイソバナ。マクロ派ダイバー向き。
ユビエダハマサンゴ、デバスズメダイ、ミスジリュウキュウスズメダイ。
クレパス、アーチ、真っ白な砂地、ウミガメ、ナポレオンフィッシュ。アウトリーフで魚影が濃い。
1800年代の外国船(帆船)が沈んでいる場所。船の原型は無く、積荷のバラスと(船を安定するための石)真鍮、動物の骨等数多く散らばっている。
津堅島のダイビングスポット
- イソバナポイント
- タートルコーナー
- 魚礁20
- ウキミシジ
水深25mからそびえ立つ根、イソバナ。クマノミ5種類生息。グルクン、スズメダイの群れ。
真っ白な砂地に人工漁礁が幾つも重なり魚の住処になっている。イソバナ、ツバメウオ、タイワンカマスの群れ。6~8月はキンメモドキ、スカシテンジクダイ、スズメダイで魚礁全体を覆いつくす。ウミウシ、ハゼの仲間、エビ、カニ。東海岸 人気NO1、NO2を競うポイント。
津堅島ビーチ前に3つの根があり、それぞれにヨスジフエダイ、スズメダイ等の魚が根付いている。根の周りにはヒレナガネジリンボウ、ヤシャハゼなどハゼの種類が多く確認できる。
伊計島(与勝諸島)ダイビングのまとめ
伊計島(与勝諸島)ダイビングのダイビングスポットは未開拓で可能性は無限大です。上記のダイビングスポットはまだまだ一部です。南浮原島の近郊に沈む1800年代のオランダの沈没船などは個人的にもとても興味があります。県埋蔵文化財センターにより、水中遺跡として保護する予定があるそうです。
伊計島(与勝諸島)ダイビングのダイビングスポットは年間を通じてリクエスト可能です。是非、リクエストお待ちしております。休憩中は無人島に上陸することも可能です。
情報提供 マリンスペース